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松浦武四郎の缶バッジ

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幕末、迫りくる列強の魔手を憂え、海防献策のため蝦夷地に渡った青年、松浦武四郎。彼の目に映じたのは、松前藩の圧政に呻吟しているアイヌの姿だった。水戸の志士や吉田松陰との交遊を重ねながら、彼は時代の怒涛に呑み込まれていく。北に一生を捧げ、「北海道」の名付け親として今に知られる探検家の勇輝な生涯。
北辺防備を一弱藩の松前藩にまかせておいては危険であるとの強硬論が支配的となり、文化4年、松前藩に転封を命じ、松前地ならびに蝦夷地一円を幕府の直轄にしたのである。
その施策には水戸光圀の意向が強くはたらいていた。

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